【藤枝市】自然豊かな里山は多様な生き物に出会える場所

こんにちは!しずおか農山村サポーター「むらサポ」です!

8月9日(日)に、藤枝市の本郷地区にある「小田野沢ビオトープ」で行われた生き物観察会に行ってきました。

◎「ふじのくに美しく品格のある邑」紹介ページ
本郷(藤枝市)
https://www.fujinokuni-mura.net/hongou/

小田野沢ビオトープは、「本郷という“ふるさと”をみんなが手作りしていく」という思いを込めて、15年ほど前に本郷ふるさと普請の会と、地元の管施工業者である(株)エクノスワタナベが、協働で遊休地を利用して整備した場所。今では自然発生したホタルをはじめ、さまざまな生き物に出会うことができます。

この日行われた生き物観察会では、エクノスワタナベのイトウさんを講師に迎えて行われました。
この場所に棲む絶対に触ってはいけない生き物など、注意事項を聞いてからスタート。

密にならないようにビオトープチームと沢チームとで15名ほどで分かれて生き物を探しに行きます。網と虫かごを持った子どもたちは、歓声を上げながら草の根本を網でつつたり、大きな石をひっくり返してみたりと、夢中で生き物を探していました。あちこちから、「○○見つけた!」とか、「この虫はなあに?」という声が飛び交います。
サワガニや魚だけでなく、トンボやヤゴ、イモリにカエルなどが見つかり、自然がちゃんと残されていることを実感します。

 

最後にこの日見つけた生き物の発表会。トノサマガエルにシオカラトンボ、カゲロウにカワムツなどさまざまな生き物がそれぞれの虫かごに入っていました。
藤枝市内から参加したご家族は、小学生のお子さんが生き物が好きで参加をしたそう。同じ市内とは言え家の近くでは見ることができない生き物が捕まえられたとおっしゃってました。親御さんにお話を聞いている間もお子さんは虫を採るのに夢中で、あれを見つけた、これを見つけたと嬉しそうに見せてくれました。
最近ではこのような自然豊かな場所は少なくなり、自然に棲む生き物とふれあう機会は減っているように思います。この生き物観察会を通して、子どもたちは多くの生き物とふれあい、自然環境の大切さについても知ることが出来たのではないかと思います。

 

現在会員が22名ほどが在籍するという本郷普請の会は、年に3〜4回集まって草刈りを行ったり、ビオトープの管理は常葉大学の学生さんが手伝ってくれているそう。会員は高齢者が多いため、「これから先は今のような活動ができない心配」言うのは会長の杉山さん。若い力がほしいとおっしゃってました。ご興味がある方はぜひ。
また、地域を発信していく体制も整えていきたいとおっしゃっていましたので、近い将来はwebなどからも本郷の美しい自然を見られるようになるかもしれません。


写真左は手作りの東屋

 

〈新型コロナウイルス感染症対策「新しい生活様式」を実践しましょう〉
・3つの密を避けましょう(密閉空間 密集場所 密接場面)
・マスクを付け、咳エチケットをしましょう
・こまめに手を洗い消毒をしましょう
・換気をしましょう
・不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいだ移動は避けましょう
・体温測定や健康チェックをし、発熱や風邪の症状がある場合は無理せず自宅で療養しましょう

静岡県では緊急事態宣言が解除となりましたが、一人一人の対策が今後も重要です
一日も早くこの事態が収束することを願って、「新しい生活様式」を実践し、できることをしていきましょう