【静岡市】井川のお籠

南アルプスのふもとに位置する静岡市の井川。

昭和レトロな街並みが残る

昔懐かしい雰囲気が漂っています。

 

そんな井川には、「お籠」と呼ばれる新年の時期に行う行事が残っています。

お籠とは一般的には、神社やお堂にこもり,

心身を清らかに保つための隔離生活をおくる宗教的行為とされています。

井川では、村人たちが各集落にあるお堂に集まり泊まり込みで

仏さんと一晩を過ごすし、お子守をすることをそう呼んだそうです。

現在は泊まり込むことはありませんが、

村の人々の新年の顔合わせの場となっています。

 

今年このお籠は、3密を避け対策をとりながら

ひっそりとではありますが伝統を引き継ぐためにも

しっかりと行われていました。

 

 

写真:小河内のお籠の様子