【静岡市】春の有東木へ!ワサビの花が見頃を迎えていました。<ふじのくに美しく品格のある邑「有東木」>
こんにちは!農山村サポーターむらサポです!
「オクシズ」と呼ばれる静岡市の山間部、標高500〜600mの渓谷に広がる有東木(うとうぎ)地区に行ってきました!
有東木といえばワサビ!ですよね。
いまから約400年前、有東木沢の源流に自生していたワサビを集落内の湧水地に植えてみたところ、栽培に適した土地だったことから繁殖したのが始まりとされています。
この地では代々ワサビ作りが継承され、その栽培方法が世界農業遺産に認定されています。
晩年の徳川家康が献上された有東木のワサビを大変気に入り、門外不出の御法度品としたということでも知られています。
ワサビの段々畑とお茶畑が広がる有東木地区。
この日は曇り空でしたが、お天気が良ければもっと緑が映えて綺麗なんだろうな~と思いながら歩いて散策しました。
ワサビ栽培発祥の地の石碑もありました。
そんな有東木では今、ワサビの花が見頃を迎えていました。
これがワサビの花!!小さくて白くて可愛いです。
ワサビは日本原産のアブラナ科ワサビ属の植物で、花言葉は「目覚め」「うれし涙」なのだとか。
ワサビは通年栽培されていますが、このワサビの花は2月~4月頃が見頃だそうです。
そしてこのお花も食べられるんですって!
散策をして、おなかも空いてきたところで「うつろぎ」へ!
地元食材を使って有東木のお母さんたちが作るお食事、わさび漬け、金山寺味噌やわさびのり、お饅頭などが人気のお店です。
川のせせらぎを聞きながら食べるワサビごはんが絶品です!天ぷらにはワサビの葉も!
「ワサビは通年収穫できるのでいつでもおいしいが、冬の方が水が冷たいし辛味も増す感じがするね。あとワサビの花を食べられるのはこの時期だけだからぜひ食べてみてほしい」
「ワサビは種を蒔いてから収穫できるようになるまでに1年半~2年ほどかかる。手間がかかる分だけ価格も高くなってしまうが、多くの人にその価値を知ってもらえたら嬉しい」とうつろぎのお母さんは話していました。
売店では、ワサビやワサビ漬けはもちろん、手づくり味噌や、収穫したばかりのワサビの花や茎も販売していました。
みなさんもぜひ有東木に遊びに行ってみてください!
【うつろぎ】
住所:静岡県静岡市葵区有東木280-1
電話:054-298-2900
営業時間:平日10:00~15:00、土日・祝日9:00~16:00
定休日:毎月第3火曜日、年末年始、農繁期(5月上中旬、詳しくはお問い合わせください)