【下田市】みかんの里<ふじのくに美しく品格のある邑 下大沢>
こんにちは、しずおか農山村サポーターむらサポです。
先日、伊豆の下田にあるふじのくに美しく品格のある邑の「下大沢」へお伺いしてきました!
下田蓮台寺の横を抜けてさらに奥にいくと2つの道に分かれます。そこでまず目にしたのが、この「看板」
手作り感が満載のお出迎えが好奇心を駆り立てられます。
看板を作られているのは地元の「山里会」のメンバーの皆さん。昭和44年8月の盆踊り実施と共に結成され、平成4年よりこの道路標識づくりを実施していらっしゃいます。
標識を見ながら進んで生きましたが、あまりに細い道なので不安になり地図を確認したのですが、それでもこの先にいくのかと迷っていたら 待ち合わせをしていた区長の土屋さんが軽トラでお越しになり「さっきすれ違ったけど もしかしたらと思って引き返してきましたよ。待ち合わせの場所はこのまだ先です」と先導していただき待ち合わせの「集荷場」へと到着
来月に行われる10月14日に行われる「秋祭り」の手作りポスターが出迎えてくれました。そしてその横には地域の地図、右へ上がっていけば「町遺産」 左にいけば「ヘリポート」 これも手作り感満載です
この日、予定よりも現地に早く付いたので区長の土屋さんが集荷場の2階にある集会場へとご案内していただきました
壁にはこの下大沢が表彰された賞状の数々がならび、昭和57年より下田黒船祭筏レースがスタート。下大沢地区では第2回目から参加し平成27年の最終まで参加、そのほとんどの大会で上位入賞をされたことで「打倒下大沢!」と言われるようにまでなったとのこと。筏づくりの実績や経験をもとに「狩野川筏レース」にまで遠征を3回ほどし優勝したこともあるとのことだった。
当日は地元の山田さん、土橋さんとからも色々なお話を聞かせて頂いた。下大沢地区では様々な取り組みや秋祭りなどを実施していることで多くの記録写真が残っているが、実際にそれを共有する仕組みが今の所ない、ということで「ブログを使って保存してはどうか」と現場で提案。急遽下大沢のブログを作りいくつかの写真をアップする講座となった。また動画も豊富にあるとのことからyoutubeへのアップロードの方法もお教えさせていただく事となり、これで下大沢の記録がデジタル化される1歩目がきれたことになった。
集荷場でのお話を終えた後、副区長の山田さんが地区を案内して頂けるとのことで軽トラックに乗せていただきさらに奥へと向かいました。
本当に細い生活道路を抜けていくと、さっと視界が広がります。そこにあったのは地区の皆さん数名で管理されている「果樹園」
木の多くは甘夏、ここで山田さんは「甘夏もあるけれど、最近ではアボカドを少しやってみてるんですよ」と笑顔で教えて頂いた。
しかし、逆にイノシシによる被害が増えていることや高齢化そして木々の管理などの問題が増え これからどうしたらいいのかと
考えているところなんですとも教えて頂いた。
果樹園の説明をして頂いたあとには、この山の逆側にある下大沢ヘリポートを見学させて頂いた。そしてそこには大きな大きな「やまもも」の木があった。地区の道は細いこともあり緊急車両が入りにくく そのためヘリポートが必要となり 皆さんで作ることとなった。
まとめとして
下大沢地区に今回はじめてお伺いさせて頂いたが、お話を聞けば聞くほど昔からのつながりを大切にし そして様々な知恵を出し合いながら地区を守って来られたことがわかった。そんな中で平成24年に「ふじのくに美しく品格のある邑」に選定され「天空の里・下大沢」の設立実施。
新しいことに挑戦をする意思と同時に高齢化の波も迫っているというお話も聞けた。参道整備や鳥獣駆除また草刈りなど多くのことが問題となるが、現場を見せて頂いたことで「新しいアイデア」を共有させていただくこともできた。今後、前に進めるようさらに皆さんとお話をしながらと思っています。今後の下大沢には注目です