【富士宮】 3776本の竹灯籠が棚田を照らす  <ふじのくに美しく品格のある邑 白糸の里>

こんにちは!しずおか農山村サポーターむらサポです。

2月24日(土)富士宮市白糸の里で行われた「第二回富士山白糸平成棚田竹灯籠祭り」に行ってきました。

静岡県では2月23日を「富士山の日」とし各地で多くのイベントが行われています。そんな中、富士宮にある白糸の里でも昨年から竹灯籠祭りをスタート。クラウドファンディングにもチャレンジし度々新聞やテレビなどでも報道されているとても活発なコミュニティ。
もともとこの里では棚田を盛り上げて行こう!と皆で話し合い平成29年2月25日に「第1回富士山白糸平成棚田竹灯籠祭り」を開催。 『棚田』を守る活動をし、担い手農家を中心に「白糸コシヒカリ」や「水かけ菜」の栽培をしています。

 

そして今年は2月24日の土曜日に開催。当日現地に到着し車と停め、まずは会場へ足を運ぶと「点火ボランティアの受付」が行われていました。みなさん同じジャンパーを着て笑顔とわらい声がたえまなく聞こえてきました

そして、この日、ボランティア登録をした方の数は300人近く。地域の子供や大人 そして静岡県立大学や日本大学、常葉大学の若者も参加。

大学生は竹灯籠で「文字」を書くために奮闘!

脚立の上から見ることで 絵文字を調整していきます。 また当日は地元の子供たちによる太鼓の演奏が行われました。

その様子を笑顔で見つめるのが御歳96歳の白糸の里会長の渡辺勝さん。そして副会長の酒井さん。

そしてクラウドファンディングを仕掛けている宇居さん。昨年の4倍近い資金を調達することに
成功し来年度もすでに3回目のチャレンジに向けて始動をしていらっしゃいます。

多くの来賓の方も駆けつけてオープニングセレモニーが行われました、これで全ての準備も整い 
あとは暗くなるのを待つだけとなりました。

点火の合図の花火があがり、ボランティアの皆さんが一気に灯籠に火を灯していきます。その先には
100名ほどの「カメラマン」たちが陣取り、富士山バックの竹灯籠を今か今かと狙っていました。
三脚の場所どりもも来年からは少し早めに来た方がいいかもしれません。

そしていよいよ 辺りが暗くなり幻想的な風景の完成となりました。
まわりの方から「わぁ綺麗!」「幻想的だ」「火の揺れ方が素敵」「来年もまた来たい」との
声が聞こえて来ました。確かにとても幻想的で写真で見るのも綺麗ですが、現地でしか味わえない
素敵は風景がここにはあります。このイベントが毎年続いていくことでさらに多くの人がこの
「白糸の里」を訪れることになることでしょう。

本当に実行委員の皆さんが力を合わせて作り上げているイベントだからこその「味」がありました。
人に注目をしていただき、灯籠で棚田を知ってもらい そこから白糸コシヒカリや水かけ菜を食べて
いただくことでブランディングとなり また人に伝えていく。その連続性を生み出している白糸の里
に今後も注目です。