島田市伊久美で開催された〝いくみクラフトマルシェ〟に行ってきました

美しく品格のある邑の島田市伊久美にて、10月24日(日)に193VALLEY BREWINGで行われた〝いくみクラフトマルシェ〟に行ってきました。

島田市の地域おこし協力隊の渡辺威夫(たけお)さんが主催したこのイベントは、伊久美地域初のマルシェ。オープンと同時に会場は多くのお客さんで賑わっていました。

場内では、島田市地域おこし協力隊の村松元巳(はるみ)さんが手がけたチェーンソーアートの展示や薪割り、そしてREVEROOTSさんによる火起こし体験、鹿角を持ち手にしたファイアースターターの販売など興味をそそるものがいっぱい。

また、イベントは藤枝市の地域おこし協力隊が協力していることもあり、藤枝市地域おこし協力隊で藤枝市陶芸センターの杉本哲也さんが陶器のビールジョッキを販売していたり、能津遊来さんが蔵田のお茶やよもぎたっぷりの「じゅる餅」の販売、日本ハンバーグ協会理事長を務める田形友幸さんが藤枝市のハンバーグBingoさんと共同開発した「メンチーズバーガー」を販売したりと、市を越えた交流も行われていました。

他にも地元「やまめ平」のやまめの塩焼き、笹間にある深山園さんのお茶の販売、遊んで学べる体験宿泊施設「島田市山村年交流センターささま」のブースなど、伊久美とその周辺地域の特産物が並んでいました。
訪れたお客さんは出店者と会話をしながら商品を手にとったり、飲食ブースで購入し、自然豊富な景色を眺めながら食べたりと、思い思いに過ごしていたようです。

ところで、今回イベントが行われた193VALLEY BREWINGは聞き慣れない施設名かもしれません。ここは、手作りの農産加工食品を販売し手打ちそばが人気の施設「やまゆり」が今年7月に193VALLEY BREWINGに生まれ変わった場所。

昨年合同会社「ビアホップおおいがわ」代表の小林浩樹さんに取材させてもらった際に、伊久美の地にクラフトビール醸造所を作るとおっしゃっていましたが、それがこの193VALLEY BREWINGになります。今回のイベントで販売されていたクラフトビールは醸造研修や交流ある醸造所の商品でしたが、193 VALLEY BREWING内で酒類製造免許(発泡酒)も取得し、年内までには自社の醸造所で作ったビールの販売を目指していると小林さんは言います。

新品の機材が入ったばかりの工場内を見学させてもらいました。
これからここでビールが作られるとなると楽しみです。

施設内の販売所では、今後クラフトビールや手工芸作品などを取り扱っていくとのこと。年内の営業は金土日の10時〜14時まで。

ぜひ伊久美に足を運んでください。