【藤枝市】れんげじローカルアクション:第3回学習会 どうして農薬?なぜ遺伝子操作?豊かな食って何だろう?
3月17日(日)
美しく品格のある邑登録地 『本郷(藤枝市)』は、活気ある移住に大人気の山間地。
地域活動の中心施設となっている「藤ノ瀬会館」にて、子供たちの未来を一緒に考える勉強会が開催されます。
【れんげじローカルアクション】
第3回学習会 どうして農薬?なぜ遺伝子操作?豊かな食って何だろう?
ネオニコチノイド系農薬やゲノム編集食品などの技術が、食を豊かにすると話題を集めています。本当なのでしょうか?私たちの食の未来を話し合いましょう。
日時:2024年3月17日(日) 13:30~15:30
場所:藤ノ瀬会館(藤枝市本郷872)
〇講師プロフィール
八田純人さん
農民、消費者などの募金で生まれた分析施設、一般社団法人 農民連食品分析センター所長。2000年中国産冷凍ほうれん草の残留農薬問題を発見し、食品衛生法改定のきっかけをつくった。他に漢方生薬中に残留する農薬問題、遺伝子組換えナタネの自生調査、竹製品に使用される漂白剤問題、ディスカウント米はなぜ安い、尿中のネオニコ系農薬調査など、農業と消費生活に密着した視点で体験型の情報を提供している。他に屋上養蜂、自転車発電&果物シロップのかき氷屋、味噌・豆腐づくり指南などの活動を展開。3児のパパ。
〇主催:れんげじオーガニックマーケット実行委員会
【れんげじオーガニックマーケット10周年企画】
70人の子どもたちの尿と20人のお母さんたちの母乳に残留するネオニコチノイド系農薬の調査を行います。それと共に、食生活や住環境を含む暮らしに関するアンケートをとり、それぞれの要因がどのように体内のネオニコチノイド濃度と相関するかを調べます。
また、ネオニコチノイド系農薬による人体影響への理解を深め、食材を選ぶ際の意識向上と有機農業を含むオーガニックで持続可能な地域社会実現を目指し、講師を招いて3回の学習会を開催します。
ネオニコチノイド系農薬は、浸透移行性で低濃度でも昆虫には高い殺虫能力を持つ農薬です。植物に吸収され、長く効果が得られることから広く普及し、米、野菜、果物、お茶などの生産に多用されています。そのため、多くの農産物に微量のネオニコチノイド系農薬が残留しており、それを摂取する人々の尿からネオニコチノイドが検出されています。人には影響を及ぼしにくいとして普及してきた農薬ですが、最近の研究によって、ネオニコチノイド系農薬が人の脳神経細胞の働きを乱すことが確認されています。発達段階にある胎児や乳幼児など、子ども達は大人以上に感受性が強く、子ども達の脳神経を含む心身の発達に及ぼす影響が危惧されます。
藤枝市ではオーガニックヴィレッジ宣言がされ、れんげじオーガニックマーケットもオーガニックシティ推進協議会のメンバーとして活動に参加しています。地域内の有機農業とオーガニック推進、子ども達の健康を守る啓発活動として、普段のマーケットの活動とは別に本企画を運営、実施していきます。子ども達の健やかな発達と健康を守るため、一緒に学び、どのような行動を起こしていけばよいか考えるきっかけになればと思います。