【静岡市葵区】「第35回清沢ふるさと祭り&農協祭」が行われました(美しく品格のある邑)

11月10日(日)に、「美しく品格のある邑」に登録されている清沢地区(静岡県葵区)では「第35回清沢ふるさと祭り&農協祭」が行われました。
清沢ふるさと祭り実行委員を筆頭に、清沢地区自治会連合会や、清沢地区社協を始め、こども園や小学校などが協力し、地域のみなさんで作り上げているお祭りです。

 

「清沢を知ってもらいたい、清沢の特産品を買ってもらいたいので、地域に住んでいる人だけでなく、地域外の人を呼び込むことも考えてお祭りを行っています」と言うのは、清沢地区自治会連合会会長の前田さん。地域の特産品がたくさん並んだ会場には、若い家族も多く見受けられました。「若い人たちは、みんなもともとはこっちに住んでいた人なんです。実家に帰ってきがてら、お祭りに参加してくれる人も多いんですよ」と言います。

 

当日は、清沢大川茶手揉み保存会による手揉み体験や、最近地域を越えて知られる存在になっている清沢式ぶっかけレモンの販売、きよさわ焼きの陶器の販売、よもぎ金つば、猪コロッケ、猪汁、さらに安倍藁科川漁協の出店で鮎の塩焼きや甘露煮など、清沢を堪能できるお店が軒を連ねていました。

  

ステージイベントも充実し、清沢神楽保存会による舞や、清沢合唱団による歌の披露、小学校の児童や、こども園の園児によるステージなど、清沢地区のみなさんが出演してお祭りを盛り上げていました。
ちょうど前田さんにお話を伺っているときに神楽の演舞が始まり、用意された席がほぼほぼ満席になっている様子を見ながら、「今、席にお客さんがたくさん座ってるでしょ。みんな疲れたから座りに来たんじゃなくて、神楽を見たくて集まってくれてる人なんですよ」とお話してくださいました。県指定無形民俗文化財となっている「清沢の神楽」が、地域の人たちに大切にされているものだということを知ることができました。

 

他にも近くにある大畑牧場から来たポニーの乗馬体験があったり、竹を使ったマイはし作りも行われ、子どもからお年寄りまで楽しめるお祭りでした。

 

地域を盛り上げるために、思いを込めてみなさんの手で作られたお祭りは、地域活性に一役買ってます。
来年も開催を予定しているというこちらのお祭り。清沢という自然豊富な地域で育った農産物や文化を体感しに来てはいかがでしょう。