【浜松市】第1回なかまっこ 家族コスモス祭り
11月2日(土) に浜松市北区引佐町奥山で
『第1回 なかまっこ 家族コスモス祭り』が開催されました。
このイベントを主催したのは、地域で農業を営む「なかまっこ」という団体。
『地元の方に「ワクワク、楽しい、感動」をお届けしたい!』と、3年前から稲刈りをした後の田んぼに、コスモスを咲かせています。
コスモスを咲かせるために、お米は早生の品種を栽培。
9月には稲刈りを終え、そこにコスモスの種を蒔くという工夫をしています。
約1ヶ月半で、このように綺麗な花を咲かせ、地域の秋を鮮やかに彩ります。
今年は初めての試みとして、コスモスの開花に合わせ、地域の家族向けにイベントを企画しました。
午前10時の開始に合わせて、59人もの家族連れが集まりました。
まずは、「コスモスの花束作り」。
よ~く見ると、コスモスの色や花びらの形が様々です。
お気に入りのコスモスを取って、花束を作りました。
続いて、「シャボン玉大会」。
コスモスの中に、ふわふわ飛んでいくシャボン玉は、とてもきれいで子どもたちも大喜び!!
続いて、「宝物探しゲーム」。
コスモス畑に隠したお菓子を探す子供達は、元気いっぱいに走りまわりました!
最後は、お客様満足度調査と引き換えに、お菓子のプレゼント!
昔、子どもだった方(大人) にもプレゼントしていました!
皆さん嬉しそうですね!!
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イベントを終えて、「なかまっこ」事務局の野沢さん(写真右端)にインタビューをしてみました。
―この様なイベントを開催しようと思ったきっかけは何ですか?
これからの世の中は人口減少社会になると言われています。
20年後の2040年には自治会数が半減すると言われ、都会に住む故郷の無い方が地方に移住し始めるとも聞きました。この様な将来予測があるなかで、私たちは20年後に活気のある地元を作るために、何のためにどんな行動をしたら良いかをずっと考えて来ました。
―これからの人口減少社会に向けて、今できることはなにか、ということを考えたのですね。では、今回はどういった目的や想いで開催したのでしょうか?
今回の目的と言うより仕事の目的になってしまうのですが、「子供たちの未来のために魅力ある地域と会社を残すため」です。まだ個人的な思いなんですけどね。
魅力ある地域作りの第一歩は、地元に住む住民が笑顔で溢れている事だと思います。
「近者集まれば遠者集まる」と言う言葉がある様に、地元の方が楽しい事で笑顔がいっぱいになれば、自然と遠くの方も集まってくるという考え方です。そのための第一歩ですね。
―「笑顔が溢れる地域」。魅力的ですね!
「お仕事の農業」と「今回のコスモス祭り」も、関連があるのだとか?
農業界も高齢化や耕作者が減少する中で、これからはいかに農業をやっていない方(非農家)を巻き込んで行くかが重要だと言われ、非農家の方と一緒に農業を支える事が望ましいとも言われています。
そのためには、最初に私たちがいかに地元の方に「ワクワクする事、楽しい事、感動する事」を提供させて頂き、「なかまっこは良い団体だね。」と思っていただくことが必要になります。先に差し上げる精神ですね。
―コスモス祭りを終えて、参加者の評判はどうでしたか?
大変良かったです。イベント終了後にお客様満足度調査と役員満足度調査を行いましたが、両方100%を達成しました。
数字以上に皆さんの笑顔の数がそれを物語っています。
開会前に、奥山小学校の校長先生から「良くぞ、この様なイベントを開催して下さいました!生徒達も先生達も大変楽しみにしております!」と激励のお言葉を頂きました。
こうした事を続ける事で、私たちの理解者や協力者やファンが増えるのではないかと考えています。
―これからも発展して行きそうな感じですね!今後の目指す所や目標等を教えて下さい。
そうですね。将来的に子供たちの成長と、農業を中心とした地元経済の活性化の両立が理想だと考えています。そのために「なかまっこ」は、家族や地域や教育機関、行政と連携していくことが必要になると思います。
農業体験や新しいの特産品の開発等を通じて、参加者が楽しみながら学べて、考える機会を提供させて頂き、少しずつ子供達の成長と経済の発展に繋がる様な仕組みを作っていきたいと思います。
「地元が好き!」と言っていただけるような活動を地道に続ける事が一番の近道だと思います。
―野沢さん、ありがとうございました。
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コスモスは、11月中旬くらいまで楽しめるとのことです。
お近くの方はぜひ足を運んでみてください。